「すだれ越しの月」

 

 

すだれ越しの月

ぼんやりと見てた夜

珍しくビールを片手に

遠くの君を想うよ

 

すだれ越しの風

やんわりあたる夜

珍しくクーラーを消して

そのままの僕でいよう

 

五年の月日が流れ

手紙ひとつなかったけれど

ずっと君を愛していたよ

 

いまは遠い国で

それぞれの道を歩いているけれど

通り過ぎた日々の

ぼんやりと古新しい

すだれ越しの思い出は

きっと忘れない

 

 

 

2002 Tsunenori ‘Lee’ Abe. All Rights Reserved