「おじいちゃんの夏」
夏の午後 手をつないで
歩いてく後ろ姿
思い出している
長くのびる影
おじいちゃんが暮らした街の
草のにおい 虫のうたごえ
思い出している
峠のむこうの
明日まで帰ろう
しわくちゃで陽に焼けた
笑うと目がなくて
そんなあなたの顔がいまも
都会で生きる僕を守り
くじけそうで弱虫になる夜
素直になれるあなたの前
一枚の写真
手をつなぐように
心をつなぐ
夏の午後 手をつないで
歩いてくふたつの影
思い出している
しゃんとした背中
おじいちゃんが暮らした街の
どこまでも続くような空
思い出している
峠のむこうの
星空を探そう
しわくちゃで陽に焼けた
怒ると怖い顔
そんなあなたが星になって
遠い宇宙(そら)から僕を守り
疲れ果てた最終電車から
ふと見上げる都会の空
ひとつだけ光り
つつみこむように
心に生きる
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