Tsunenori “Lee” ABE

composer/arranger, vocalist, multi-instrumentalist, conductor & producer

「ジャズからポップまで、幅広いジャンルを熟知しサンドイッチのごとく簡単に料理してしまう」(ボストン・グローブ紙)と評される Lee Abe の幅広い音楽性は、その幅広いバックグラウンドによく似ている。

筑波大学在籍時に国際関係学を専攻し、外交官か大学教授を目指していた Lee Abe の音楽活動は、これまで15カ国に渡った演奏・指導経験を持ち、国境を越えたミュージシャンたちとコラボレートしていることからも分かるように、国際交流活動に没頭していた過去と決して無縁ではない。

大学卒業後、神戸を拠点としたプロのア・カペラ・グループでの活動を経て、2001年に渡米。唯一の日本人メンバーとして2002年から2013年まで活動したジャズ・ボーカル・グループ「Syncopation」では、ボーカル、作編曲およびプロデュースを担当し、グループ通算3枚のアルバムを発売。グループ最後のアルバムとなった「Wonderful You」収録の「High And Dry」は、全米最大のア・カペラコンペティション「Harmony Sweepstakes」のボストン地区予選、全米本選の両方で、日本人では初の受賞となる「ベストアレンジャー賞」を受賞。2013年には、これまでの作編曲活動の功績が認められ、アメリカで活躍するアーティストに贈られるワシントン賞を受賞。ヴォーカル・ハーモニーのスペシャリストとしての原点を保ちつつ、ジャズ、ブラジル音楽、ポップ、クラシックといった異なる分野をさりげなくブレンドし、ア・カペラからオーケストラまで自在に扱う生音を大切にした音作りは、多種多様なアーティストへの楽曲提供やプロデュースを通して高い評価を得ている。

また、2010年から教鞭を執るバークリー音楽大学では、多岐に渡る作編曲・プロデュース系の授業を担当。「バークリー・シグニチャー・シリーズ」と呼ばれる大学主催の大規模コンサートや、毎年アリーナで行われる卒業コンサートでは共同音楽監督、編曲担当および監修を務め、様々なジャンルや編成のステージを取り仕切っている。

バークリー音楽大学ジャズ作曲科次席卒業。現在同大学コンテンポラリー作曲・製作科准教授。共演者・コラボレーターにボストン・ポップス・オーケストラ、ジョン・レジェンド、ルシアナ・ソウザ、オマール・ハキム、リアル・グループ、ジョイス・モレノ、アイーダ・クエヴァス、フィル・ウィルソン、カルロス菅野、塩谷哲、則竹裕之など。